WINERY
ワイナリー
テイパウメワイナリーは、1996年、フランス人 生物栽培学工学者 であるイヴス ・ プゼ氏が、チリの中央部に位置するアンデス山脈の麓カチャポアル•ヴァレーの小さな村に6. 5haの土地を購入したことから始まった、家族経営のブドウ園です。
カチャポアル・ヴァレーは西側に大きなラペル湖があるため海風の影響が少なく、
カルメネールなどしっかりした赤ワインの産地です。
また、アンデス山脈のレンゴはカベルネ・ソーヴィニオンが有名です。
標高400mの肥沃な土壌があり、 秋は長期熟成が可能な非常に涼しいところです。
ブドウ樹は接ぎ木をせず、全て自根栽培で (Franc de Piedフランドヒ°エ)、
無灌漑で、高密度に植えられています。
イヴス・ プゼ氏は、有機的かつ生物力学的原則に基づくビオディナミ農法(バイオダイナミック農法)を用いてブドウを栽培、醸造しています。
2011年からはアンフォラ製法を開始し、デメテール(デメター)、エコサートの認証を受けました。
Yves Pouzet
カルメネール品種
ティパウメの全てのワインには、カルメネールが使われています。
カルメネールは、チリワインを象徴するブドウです。
19世紀半ばにフランスから持ち込まれました。
フランスでは受粉の時期が低温になるとすぐに花震いを
おこしてしまうこと、熟期がとても遅いなどの理由で、
栽培が途絶えてしまった品種です。
ところが、天候の良いチリでずっと生き続けていたのです。
語源のカルメネールは「深紅色」という意味。
やわらかく丸いタンニンと凝縮した果実味が感じられます。
アンフォラ製法
醗造所は彼らの自宅の地下にあり、
ワイン造りも非常に自然で穏やかな手法を用います。
丁寧に手摘みされたブドウをアンフォラまたはフランス製の
オーク樽に入れ、
ブドウ本来の酵栂菌(天然酵栂)により低温で発酵させます。
その後圧搾、 熟成も自然な形で行われ、
清澄も濾過もせず、自然に清澄化されます。
アンフォラとは、約5000年前、 古代オリエントで
ワイン、 オリーブオイル、 オリーブ、 穀物の運搬、貯蔵用のために
使われていた素焼きの壺です。
昔は、このアンフォラにぶどうを入れワインを造っていたのです。
ティパウメのワインは、ワイン造りの原点と言える手法によって
製造されています。
Cerrillo Bajo s/n, Rengo, Chile. Valle del Alto Cachapoal.
チリの中央部に位置するアンデス山脈の麓、カチャポアル•ヴァレーの小さな村